身体の言い分に身をゆだねる、男と女

直木賞作家・白石一文初の映画化。 『火口のふたり』

出演:柄本 佑 瀧内公美

脚本・監督:荒井晴彦 原作:白石一文「火口のふたり」(河出文庫刊)

音楽:下田逸郎 企画:寺脇 研 企画協力:㈱河出書房新社
写真:野村佐紀子 絵:蜷川みほ タイトル:町口覚
製作:「火口のふたり」製作委員会 制作プロダクション:ステューディオスリー
配給:ファントム・フィルム 映倫マーク

脚本・監督:荒井晴彦 原作:白石一文「火口のふたり」(河出文庫刊)
		  音楽:下田逸郎 企画:寺脇 研 企画協力:㈱河出書房新社
		  写真:野村佐紀子 絵:蜷川みほ タイトル:町口覚
		  製作:「火口のふたり」製作委員会 制作プロダクション:ステューディオスリー
		  配給:ファントム・フィルム

823日(金)
新宿武蔵野館 ほか 全国公開

823日(金)

新宿武蔵野館 ほか 全国公開

予告

作品情報

作品情報

直木賞作家・白石一文作品
初の映画化

本作は、09年「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」で山本周五郎賞、10年「ほかならぬ人へ」で直木賞を受賞し、幅広い世代から絶大な支持を得る白石一文による著作の初の映画化となる。
映画化を快諾したという白石氏は、「『赫い髪の女』や『遠雷』の頃から荒井晴彦さんの脚本に魅せられてきた者のひとりとして、その荒井さんから映画化の話をいただき、一も二もなくすべてをお任せすることにした。しかも今回は自らメガホンを握って下さるという。原作者としてこれに優る光栄はない映画界の伝説ともいうべき荒井晴彦さんの手で、その光がよりなまなましく、妖しく観る者の心を照らし、身の内に眠っていた“おとこ”や“おんな”が強く喚起されんことを切に願っている。」と語り、映画化へ向けて期待の言葉を寄せている。

『ヴァイブレータ』『共喰い』 『海を感じる時』 日本を代表する脚本家・荒井晴彦監督作

数々の作品で、男と女のエロティシズムを表現し、キネマ旬報脚本賞に5度輝く、日本を代表する脚本家・荒井晴彦。本作は、『身も心も』、『この国の空』に続き、脚本・監督に挑んだ渾身の一作。「死とエロスが匂いたち、相米慎二監督も惚れ込んだという秋田の西馬音内盆踊りと、男女の恋を絡めた映画を作りたかった」と語り、物語の舞台を福岡から秋田へ変更し、全編秋田ロケを敢行。また、写真家・野村佐紀子によるモノクロームの写真の数々によって、主人公のふたりの過去を鮮やかに蘇り、映画ならではの抒情的な世界観を作り上げることに成功した。さらに、登場人物たちの感情を代弁するかのような下田逸郎によるメロディアスな楽曲が、男と女の深淵へと迫る物語へと見事に昇華させている。

柄本佑・瀧内公美 ふたりだけの日常、ふたりだけの会話、 ふたりの身体の言い分

主演を務めたのは、『きみの鳥はうたえる』などで数々の賞を受賞し、今日本映画界で欠かせない存在となった実力派俳優・柄本佑と、廣木隆一監督の『彼女の人生は間違いじゃない』での演技が評価され、活躍の場を広げている新鋭・瀧内公美。出演者はこの2人のみ。数年ぶりの再会をきっかけに、抑えきれない衝動の深みにはまっていく危うい関係を、大胆かつ濃密に演じきった。
他愛のない会話、食事、セックスを繰り返し、「身体の言い分」に身を委ねるふたりの日常の中の性愛。
「世界が終わるとき、誰と何をして過ごすか?」という究極の問いを、観る者に突きつける<R18>衝撃作が誕生した。


十日後に結婚式を控えた直子は、故郷の秋田に帰省した昔の恋人・賢治と久しぶりの再会を果たす。
新しい生活のため片づけていた荷物の中から直子が取り出した1冊のアルバム。
そこには一糸纏わぬふたりの姿が、モノクロームの写真に映し出されていた。
蘇ってくるのは、ただ欲望のままに生きていた青春の日々。
「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」
直子の婚約者が戻るまでの五日間。
身体に刻まれた快楽の記憶と葛藤の果てに、ふたりが辿り着いた先は―。

永原賢治役柄本 佑

1986年生まれ、東京都出身。
2001年、黒木和雄監督の『美しい夏キリシマ』の主人公康夫役を演じ、数々の映画新人賞を受賞。以後、様々な映画で鮮烈な印象を残し続け第一線で活躍。主な出演映画は『真夜中の弥次さん喜多さん』(05/宮藤官九郎監督) 『十七歳の風景 少年は何を見たのか』(05/若松孝二監督)、『疾走』(05/SABU監督)、『犯人に告ぐ』(07/瀧本智行監督)、『グミ・チョコレート・パイン』(07/ケラリーノ・サンドロヴッッチ監督)、『空気人形』(09/是枝裕和監督)、『まほろ駅前多田便利軒』(11/大森立嗣監督)、『横道世之介』(13/沖田修一監督)、『フィギュアなあなた』(13/石井隆監督)、『今日子と修一の場合』(13/奥田瑛二監督)、『GONINサーガ』(15/石井隆監督)、『追憶』(17/降旗康男監督)、『素敵なダイナマイトスキャンダル』(18/冨永昌敬監督)、『きみの鳥はうたえる』(18/三宅唱監督) 『ポルトの恋人たち 時の記憶』(18/舩橋淳監督)など。公開待機作に、『ねことじいちゃん』(19/岩合光昭監督)、『居眠り磐音』(19/本木克英監督)、『アルキメデスの大戦』(19/山崎貴監督)などがある。

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佐藤直子役瀧内公美

1989年生まれ、富山県出身。
2012年、本格的に女優としての活動を開始。半年後、オーディションにて映画『グレイトフルデッド』(14/内田英治監督)の主演を射止める。2015年には白石和彌監督『日本で一番悪い奴ら』にて、打算的な若手婦警役を好演。2017年、廣木隆一監督『彼女の人生は間違いじゃない』の主人公 金沢みゆき役を演じ、第27回日本映画プロフェッショナル大賞新人女優賞、2017年度全国映連賞女優賞を受賞。第42回報知映画賞主演女優賞ノミネート、第72回毎日映画コンクール主演女優賞ノミネート、など高い評価を得る。その他、主な出演映画に『さよなら渓谷』(13/大森立嗣監督)、『ソレダケ/that’s it』(15/石井岳龍監督)、『闇金ウシジマくん Part3』(16/山口雅俊監督)、『ここは退屈迎えに来て』(18/廣木隆一監督)など。2019年1月19日(土)よりNHK『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』(全8回)に出演。2月8日(金)公開のオムニバス映画『21世紀の女の子』では、竹内里紗監督作品『Mirror』で主演を務める。

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  • 原作白石一文

    1958年生まれ、福岡県出身。
    早稲田大学政治経済学部卒業。文藝春秋に勤務していた2000年、「一瞬の光」を刊行。各紙誌で絶賛され、鮮烈なデビューを飾る。09年「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」で山本周五郎賞を、翌10年には「ほかならぬ人へ」で直木賞を受賞。巧みなストーリーテリングと生きる意味を真摯に問いかける思索的な作風で、現代日本文学シーンにおいて唯一無二の存在感を放っている。「不自由な心」「すぐそばの彼方」「私という運命について」「神秘」「愛なんて嘘」「ここは私たちのいない場所」「光のない海」「記憶の渚にて」「一億円のさようなら」など著作多数。本作「火口のふたり」が初の映画化作品となる。

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  • 脚本・監督荒井晴彦

    1947年生まれ、東京都出身。
    季刊誌『映画芸術』の編集・発行人。若松プロの助監督を経て、77年の『新宿乱れ街 いくまで待って』で脚本家デビュー。以降、『赫い髪の女』(79/神代辰巳監督)、『キャバレー日記』(82/根岸吉太郎監督)など数々の日活ロマンポルノの名作の脚本を執筆。以降、日本を代表する脚本家として活躍し、『Wの悲劇』(84/澤井信一郎監督)、『リボルバー』(88/藤田敏八監督)、『ヴァイブレータ』(03/廣木隆一監督)、『大鹿村騒動記』(11/阪本順治監督)、『共喰い』(13/青山真治監督)の5作品において、キネマ旬報脚本賞を受賞した。その他、脚本を手がけた作品に、『神様のくれた赤ん坊』(79/前田陽一監督)、『嗚呼!おんなたち 猥歌』(81/神代辰巳監督)、『遠雷』(81/根岸吉太郎監督)、『探偵物語』(83/根岸吉太郎監督)、『KT』(02/阪本順治監督)、『やわらかい生活』(06/廣木隆一監督)、『戦争と一人の女』(13/井上淳一監督)、『さよなら、歌舞伎町』(15/廣木隆一監督)、『幼な子われらに生まれ』(17/三島有紀子監督)などがある。『身も心も』(97)、『この国の空』(15)では脚本・監督を務めた。

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  • エグゼクティブプロデューサー森重晃

    1955年生まれ、山口県出身。
    主な作品に『稲村ジューン』(90/桑田佳祐監督)、『南京の基督』(95/トニー・オウ監督)、『私たちが好きだったこと』(97/松岡錠司監督)、『香港大夜総会 タッチ&マギー』(98/渡邉孝好監督)、『不夜城』(98/リー・チー・ガイ監督)、『光の雨』(11/高橋伴明監督)、『ヴァイブレータ』(03/廣木隆一監督)藤本賞特別賞受賞、『やわらかい生活』(06/廣木隆一監督)、『単騎、千里を走る』(06/チャン・イーモウ監督)、『軽蔑』(11/廣木隆一監督)、『さよなら渓谷』(13/大森立嗣監督)、『この国の空』(15/荒井晴彦監督)『蜜のあわれ』(16/石井岳龍監督)、『幼な子われらに生まれ』(17/三島有紀子監督)、『焼肉ドラゴン』(18/鄭義信監督)などがある。

  • プロデューサー田辺隆史

    1948年生まれ、岡山県出身。
    早稲田大学中退。フリーの映画助監督を経て、勝プロにてテレビドラマ演出。1982年、㈱ヴァンフィルにてプロデュサー、1988年、㈱東北新社に編入者。主な作品に『私の心はパパのもの』(92/大林宣彦監督)、『乳房/クレープ』(93/根岸吉太郎監督・市川準監督)、『MIDORI』(96/年廣木隆一監督)、『アタシはジュース』(96/サトウトシキ監督)、『ありがとう』(96/小田切正明監督)、『目を閉じて抱いて』(96/磯村一路監督)、『身も心も』(97/荒井晴彦監督)、『鍵』(97/池田敏春監督)、『イノセントワールド』(98/下山天監督)、『虹色の夢』(02/中田昌宏監督)、『恋は五七五!』05/荻上直子監督)などがある。2006年、同退社。他にテレビ作品多数。

  • 撮影川上皓市

    1946年生まれ。
    1969年にフリーの撮影助手として映画界入り。78年『サード』(東陽一監督)で撮影監督デビュー。『四季・奈津子』(81/東陽一監督)で芸術選奨新人賞など多数受賞。『橋のない川』(92/東陽一監督)』、『紙屋悦子の青春』(08/黒木和雄監督)では毎日映画コンクール撮影賞受賞。その他の作品に、『桜田門外ノ変』(10/佐藤純彌監督)などがある。『身も心も』(97)、『この国の空』(15)に続き、荒井監督作品においてすべての撮影を担当している。

  • 編集洲﨑千恵子

    1970年生まれ、東京都出身。
    主な作品に『しゃべれども しゃべれども』(07)、『グーグーだって猫である』(08)、『僕たちは世界を変えることができない』(11/深作健太)、『箱入り息子の恋』(13/市井昌秀)、『百円の恋』(14/武正晴監督)、『悼む人』(15/堤幸彦監督)、『この国の空』(15/荒井晴彦監督)、『古都』(16/ Yuki Saito監督)、『エヴェレスト 神々の山嶺』(16/平山秀幸監督)、『鋼の錬金術師』(17/曽利文彦監督)、『嘘八百』(18/武正晴監督)、『焼肉ドラゴン』(18/鄭義信監督)などがある。『必死剣鳥刺し』(10/平山秀幸監督)では、アカデミー賞優秀編集賞を、『太平洋の軌跡-フォックスと呼ばれた男-』(11/平山秀幸監督)では、日本映画技術奨励賞を受賞した。

  • 助監督竹田正明

    1976年生まれ、広島県出身。
    主な作品に、『黄泉がえり』(03/塩田明彦監督)、『鏡の女たち』(03/吉田喜重監督)、『どろろ』(07/塩田明彦監督)、『ヤッターマン』(09/三池崇史監督)、『余命1か月の花嫁』(09/廣木隆一監督)、『悪人』(10/李相日監督)、『許されざる者』(13/李相日監督)、『だいじょうぶ3組』(13/廣木隆一監督)、『この国の空』(15/荒井晴彦監督)、『怒り』(16/李相日監督)、などがある。

  • 音楽下田逸郎

    1948年生まれ。
    19歳で作詞・作曲家浜口庫之助に師事。1969年「霧が深いよ」でデビュー(シモンサイ)。寺山修司・東由多加と出会い、1970年ロックミュージカル「ゴールデンバット」の作曲音楽監督としてNYオフブロードウェイ公演に参加(東京キッドブラザース)。その後、NYに滞在後帰国。シンガーソングライターとして8枚のLPアルバムをリリース。30代で国内・海外の放浪生活の後、40代で唄づくりを再開。ソングライターとして「月のあかり」(桑名正博)、「セクシィ」(石川セリ)などがあり、自身のCDアルバムも多数リリース。
    本作は、荒井が脚本・監督を務めた『身も心も』(97)、『この国の空』(15)に続いて3作品目の楽曲提供となる。また今年は自身の原案・監督による映画『百憶年』を完成させた。

  • 写真野村佐紀子

    1967年、山口県生まれ。
    1991年より荒木経惟に師事。モノクロームの詩的で濃密な男性ヌード写真で知られる。東京を中心に国内外で広く活躍し注目を集めている。
    展覧会写真集多数。おもな写真集に「裸ノ時間」(平凡社)、「愛ノ時間」(BPM)、「夜間飛行」(リトルモア)、「黒猫」(t.i.g)、「黒闇」(akio nagasawa publishing)、「nude/a room/flowers」(match&company)、「Flower」(リブロアルテ)、「愛について」(ASAMI OKADA PUBLISHING)、「月光」(リブロアルテ)などがある。
    sakikonomura.com

  • 蜷川みほ

    神奈川県出身。アーティスト・女優。芸術一家のもとで育ち、幼い頃より絵画に親しむ。2007年より、数々の展覧会に参加。2016年からは、定期的に個展を開催。アロハシャツ・ブランド「SUN SURF」、日本酒「一ノ蔵」などへの作品提供もしている。女優としては、1985年TBS系ドラマ「五度半さん」でデビュー。以降、数々の映画、舞台、テレビドラマに出演。主な出演映画は、『この世の外へ-クラブ進駐軍』(04/阪本順治監督)、『稀人』(04/清水崇監督)、『太陽の傷』(06/三池崇史監督)、『ドリーム・クルーズ』(07/鶴田法男監督)、『M』(07/廣木隆一監督)、『神様のパズル』(08/三池崇史監督)、『座頭市THE LAST』(10/阪本順治監督)、『デッドボール』(11/山口雄大監督)、『逆転裁判』(12/三池崇史監督)、『藁の楯』(13/三池崇史監督)、『アルカナ』(13/山口義高監督)、『さよなら歌舞伎町』(15/廣木隆一監督)、『テラフォーマーズ』(16/三池崇史監督)、『ろんぐ・ぐっどばい』(17/いまおかしんじ監督)、『来る』(18/中島哲也監督)、などがある。また、ミュージシャンとしての顔も持ち、1997年にはロックバンド「VERY VERY IRON」結成し、Vocal&Guitarとしてメジャー展開。2007年には、ソロアルバム「ninamiho」を発表している。

出演:柄本 佑 瀧内公美

脚本・監督:荒井晴彦 原作:白石一文「火口のふたり」(河出文庫刊)

音楽:下田逸郎 製作:瀬井哲也 小西啓介 梅川治男 エグゼクティブプロデューサー:岡本東郎 森重 晃
プロデューサー:田辺隆史 行実 良 企画:寺脇 研 企画協力:㈱河出書房新社
撮影:川上皓市 照明:川井 稔 渡辺昌 録音:深田 晃 装飾:髙桑道明 衣装:小川久美子
美粧:永江三千子 編集:洲﨑千恵子 音響効果:齋藤昌利 制作担当:東 克治 助監督:竹田正明
写真:野村佐紀子 絵:蜷川みほ タイトル:野口覚
特別協力:あきた十文字映画祭実行委員会 よこてフィルムコミッション 秋田フィルムコミッション研究会
製作:「火口のふたり」製作委員会 制作プロダクション:ステューディオスリー 配給:ファントム・フィルム R18

脚本・監督:荒井晴彦 原作:白石一文「火口のふたり」(河出文庫刊)
音楽:下田逸郎 製作:瀬井哲也 小西啓介 梅川治男 エグゼクティブプロデューサー:岡本東郎 森重 晃
プロデューサー:田辺隆史 行実 良 企画:寺脇 研 企画協力:㈱河出書房新社
撮影:川上皓市 照明:川井 稔 渡辺昌 録音:深田 晃 装飾:髙桑道明 衣装:小川久美子
美粧:永江三千子 編集:洲﨑千恵子 音響効果:齋藤昌利 制作担当:東 克治 助監督:竹田正明
写真:野村佐紀子 絵:蜷川みほ タイトル:野口覚 
特別協力:あきた十文字映画祭実行委員会 よこてフィルムコミッション 秋田フィルムコミッション研究会
製作:「火口のふたり」製作委員会 制作プロダクション:ステューディオスリー 配給:ファントム・フィルム

823日(金)
新宿武蔵野館 ほか 全国公開

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